1.3.0 以前のバージョンから 1.3.0 以降へアップグレード

このプロシージャは、データベースに少なくとも1つのエンティティ・ドキュメント または 少なくとも1つのコンテキスト・サブスクリプション・ドキュメントが含まれている限り、常に実行する必要があります。

contextBroker を停止します
contextBroker の旧バージョンを削除します
```
yum remove contextBroker
```
DB のバックアップをとってください。これは、問題が発生した場合の安全対策です。たとえば、終了する前に一部のスクリプトが中断され、データベースデータが非整合状態で終了するなどです
次のスクリプトをダウンロードします :
- mdsvector2mdsobject.py
- csub_merge_condvalues.py
pymongo を以前にインストールしたことがない場合はインストールしてください。スクリプトの依存関係のためです
```
pip-python install pymongo
```
次のコマンドを使用して、データベースに mdsvector2mdsobject.py スクリプトを適用します。"db" はデータベース名です。マルチテナント/マルチサービスを使用する場合は、各テナント/サービスのデータベースに手順を適用する必要があります。スクリプトにはしばらく時間がかかりますので、インタラクティブな進行カウンタが表示されます
```
python mdsvector2mdsobject.py orion
```
以下のメッセージが表示された場合は、次の手順に進む前に解決する必要のある問題があります。以下の "mdsvector2mdsobject のトラブル・シューティング" を参照してください。
```
WARNING: some problem was found during the process.
ERROR: document ... change attempt failed
```
次のコマンドを使用して、csub_merge_condvalues.py スクリプトを DB に適用します。db はデータベース名です。マルチテナント/マルチサービスを使用する場合は、各テナント/サービスのデータベースに手順を適用する必要があります。スクリプトにはしばらく時間がかかりますので、インタラクティブな進行カウンタが表示されます
```
python csub_merge_condvalues.py orion
```
以下のメッセージが表示された場合は、次の手順に進む前に解決する必要のある問題があります。下の "csub_merge_condvalues のトラブル・シューティング" を参照してください
```
WARNING: some csub were skipped
ERROR: document ... change attempt failed
```
新しい contextBroker バージョンをインストールしてください。yum キャッシュのためにコマンドが失敗することがありますが、その場合は "yum clean all" を実行してやり直してください
```
yum install contextBroker
```
contextBroker を開始します

rpm コマンドはスーパーユーザ権限を必要とするので、root として実行するか sudo コマンドを使用して実行する必要があることに注意してください。

mdsvector2mdsobject のトラブル・シューティング

3つの異なる種類の問題が発生する可能性があります :

次のエラーメッセージが表示されます :
```
OperationFailed: Sort operation used more than the maximum 33554432 bytes of RAM. Add an index, or specify a smaller limit.
```
mongo シェルで次のコマンドを使用して適切なインデックスを作成し、mdsvector2mdsobject.py をもう一度実行してください。
```
db.entities.createIndex({"_id.id": 1, "_id.type": -1, "_id.servicePath": 1})
```
移行が終了したら、次のコマンドを使用してインデックスを削除できます :
```
db.entities.dropIndex({"_id.id": 1, "_id.type": -1, "_id.servicePath": 1})
```
mdsvector2mdsobject.py の実行中に特定のエンティティにメタデータ名が重複しているため、この問題の症状は次のようなエラーになります :
```
- <n>: dupplicate metadata detected in entity {"type": "...", "id": "...", "servicePath": "..."} (attribute: <attrName>): <MetadataName>. Skipping
```
これは古い Orion バージョンで作成されたエンティティに対応していて、名前型の組み合わせを使用してメタデータを識別していました。解決策は、重複したメタデータを削除し、mdsvector2mdsobject.py を再実行することです。重複したメタデータを削除する手順は、StackOverflow のこの記事の重複した属性について記載されている手順と似ています。不確かな場合は、StackOverflow で質問を送信してください。質問に "fiware-orion" タグを付けてください。
DB の更新中に予期しない問題が発生したためです。この問題の症状は次のようなエラーになります :
```
- <n>: ERROR: document <...> change attempt failed!
```
この問題の一般的な解決策はありません。ケース・バイ・ケースで分析する必要があります。これが起こった場合は、問題が解決したかどうかを確認するために、StackOverflow for fiware-orion の既存の質問をご覧ください。そうでない場合は、独自の質問を作成してください ("fiware-orion" タグと正確なエラーメッセージをあなたのケースに含めることを忘れないでください)。

csub_merge_condvalues のトラブルシューティング

2つの異なる種類の問題が発生する可能性があります :

次の警告メッセージが表示されます :
```
WARNING: some csub were skipped
```
一部のサブスクリプション・ドキュメントがスキップされ、実際に移行されなかったことを意味します。サブスクリプション ID はスクリプト出力の一部として提供されるので、ドキュメントを DB に配置して分析することができます。一部のスキップ原因は問題なく、実際の問題を意味するものではありません。特に、"empty conditions" は、任意の属性の変更によってトリガーされるサブスクリプションに対応するため、正常です。他のすべての原因により、潜在的な問題が隠される可能性があります。db.csubs.remove({_id: ObjectId("<subscription ID>")>}) を使って、問題のあるドキュメントを削除するか、DB で修正することです。csubs コレクションの DB モデルをチェックしてください。疑問がある場合は、StackOverflow の既存の質問をご覧ください。あなたの問題がそこで解決されているかどうかをチェックする。そうでない場合は、新たな質問を作成してください。"fiware-orion" タグとあなたのケースでの正確なエラーメッセージを含めることを忘れないでください。
DB の更新中に予期しない問題が発生したためです。この問題の症状は次のようなエラーになります :
```
- <n>: ERROR: document <...> change attempt failed!
```
この問題の一般的な解決策はありません。ケース・バイ・ケースで分析する必要があります。これが起こった場合、問題が解決したかどうかを確認するために、StackOverflow の既存の質問を参照してください。そうでない場合は、独自の質問を作成してください ("fiware-orion" タグを含むことを忘れないでくださいあなたのケースでの正確なエラーメッセージ)。